いこま市民パワーの電気を使ってできるまちの課題解決

いこま市民パワーが設立された背景には、世界・日本・生駒市の社会課題が深く関わっています。ここでは、皆さまがいこま市民パワーの電力を使うことで生まれる効果について、お伝えします。


【経済】市場規模が同じなら、地域内で回るお金が多いほうが豊かになる

今後国内人口が減少していく日本で、市場規模が増大することは考えにくいです。同じ市場規模の場合、国内、地域内でお金が回っていくほうが豊かになります。日本全体でも石油産出国や食糧輸入国から輸入超過傾向が出ており、日本、また生駒市において食料とエネルギー自給率をあげることは、持続可能な地域を作るために重要です。いこま市民パワーの電力を使うと、市外の電力会社に支払うより市内で循環するお金が増えます。

【社会】市外に出ていたお金を市内の課題解決に投資する

生駒市は全国よりも高齢化率の上昇が早く、このままでは社会保障費の増加を税収による公共サービスのみで賄うことは難しくなります。しかし、労働人口が減少する中、税収が増えることは期待できません。そこで、現在市外へ流出している電気料金を地域内で還元し、収益を生駒市内のまちづくりに還元しコミュニティサービスを行うことで、市内の様々な課題の解決をはかります。


【環境】地球温暖化等の気候変動対策により、
再生可能エネルギー(FIT含)を増やし、火力発電への依存を減らす必要がある

現在、地球規模で気候変動対策のため、温室効果ガスの排出抑制が求められています。そのため、今後気候変動対策のために、化石燃料の利用・調達に関わるコストは大きく変動する可能性もあり得ます。市内、国内の再生可能エネルギー電源(FIT含)の確保は、持続可能な地域を作るために必要不可欠だと我々は考えています。

いこま市民パワーは、今後、市内の再生可能エネルギーに関する電源の開発や電力の買取りなどを進めていく方針です。